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あるものに焦点を向ける

■私たちはどうしてもあるものよりも
ないものに対して意識を向けてしまいがちです。

人類の生存の歴史から考えてみれば、
失うものに対して恐怖感を持たない人は
生き残ることができなかったということを考えると、
失うものに対して恐怖心を持つと言うことは
生存する上では優れた考えからということができます。

せっかく保存をした食料が
誰かに奪われてしまえば、
それに対しては激しい怒りを覚えなければ
他の人から奪われ続けるということを考えれば、
失うことに対してはしっかりと対策を
取ることは重要と言えます。

■ですが、失うことに対して
意識を向け続けると、自分自身の行動に
制約がかかってしまうということも事実。

この点に対しては、強烈に意識をしながら
行動の改善を図っていくしかないと考えています。

■例えば、私は1週間ほど前、
駐輪場を使う際に二度駐輪場の代金を支払いました。
もう少しわかりやすい表現をすると、
朝自転車を止めた上で昼頃に1度自転車を出し、
用事を済ませた上で改めて駐輪場を使ったため、
朝と夕方の2回、駐輪場代を払う必要があったのです。

普段であれば100円で済むところが
200円かかってしまったということです。

この時、感情としては余計に100円を
失ってしまったということに対し、
ネガティブな感情をが浮かんできたということも事実。

駐輪場代を2回払うのであれば、
自転車を使わずに歩くという選択肢すら考えたほどです。

ですが、ここで自転車を使わず歩いて用事を
済ませたのであれば、余計に30分から1時間ほどの
時間がかかっていたことでしょう。

時間を失うということに対しては
人は大きな痛みを覚えないことも多いですので、
結果としては30分を失うよりも100円を失う
ということに対して恐怖感を抱いてしまうのです。

ですが、長い目で考えた時に100円を
大事にするのか、30分を大事にするのか
ということを考えれば、
30分を大事にした方が良いということは明らか。

■アルバイトをすれば時給1000円、
つまり、30分であれば500円を
稼ぐことができますので、

100円のために30分を無駄にするのは
合理的に考えても、取るべき選択肢ではないのです。

ですが、私達はそういった考えとは別に
100円を失うという点に焦点が当てられてしまい、
その痛みを回避しようとする気持ちが働いてきます。

これは傍から見ればあり得ないと
思う方もいるかもしれませんが、
普段のすべての意思決定において、
このもったいないという精神が働いていることを
意識しているかしていないかで
日々の行動量というのが劇的に変わると考えています。

■とするならば、私たちは日々常にひとつひとつの
意思決定に対して何かを失うという恐怖と
戦わなければいけないと言えるのではないでしょうか。

そして、その戦いに打ち勝ち、
本当に大切なものに対して時間を割くことができる
習慣を身につけることができれば、
そこから人生が大きく変わっていくかもしれません。

+++
今日のまとめ

・私たちは、失うものに対して
強い恐怖を感じる生き物である。

・そして、その感情を持つことが、
本質的に更に重要なものを失う
ことに繋がることが往々にしてあり得る
ものである。

・であるとするならば、
私たちは、失うものに対して
常に向き合う意識を持たなければ
いけないのではないだろうか。



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