実践に裏打ちされた再現性の高いノウハウをお伝えします

オセロのような会話を心がける

■その場で応酬しあう会話というのは、
相手にとっても驚きや気づきが
少ないと感じています。

と言っても、これでは具体的なイメージが
湧かないと思いますので、
例を挙げてお話をしていきます。

■例えば、人間関係に困っているという方が
いたとしましょう。

その方に対して、あるコンサルタントの人が
このようなアドバイスをしたとします。

「人間関係を円滑にするには、
相手の立場に立って会話を
することが重要だよ」

このようなアドバイスを受けた人は、
どのような印象を開くでしょうか。

素晴らしいアドバイスだと感嘆する方も
いるかもしれませんが、基本的には、
「そんなことわかってる」という反発心が
生まれてくるのではないでしょうか。

これがどのような会話のパターンに
なっているのかというと、
相手の顕在的な言葉に対してそれを論理的に
否定しているようなイメージということが
できるかもしれません。

■より具体的な表現としては、
相手が白い色に変えたオセロに対して、
すぐさまその白い色を黒い色で
取り返しに行くようなものと言えるでしょう。

その結果、相手からするとマイナスな
感情が生まれてきてしまい、
建設的な会話を進めることが
難しくなってしまうのです。

■では、この場合どういった流れで
会話を進めていけば良いのでしょうか。

その方針の一つとして考えられるのが、
オセロで色を変えるのは一番最後の
タイミングで良いということです。

つまり、初めのうちは相手に合わせた形で
会話を進めると同時に、こちらとしては
色を変えるまではいかないけれども、
石は起き続けていくぞ、いうことを繰り返していきます。

■ただ、そこで置いていく石というのは、
何も意味がないものではなく、
最終的に色をまとめて変えていくための
布石でなければいけません。

そして、会話の最後の方で相手が全ての石を
置き終わったという状況において初めて、
こちらが具体的に変化をするような提案をする、
すなわち色を変えるような決め手になる石を
オセロの盤上に置くということをしていくのです。

一気に全ての色が変わるということは、
違う表現をすると、パラダイムシフトということが
言えるかもしれません。

そうすると、相手からすると全く違う視点が
入ってきたと捉えることになりますので、
反発心を抱くというよりは、その新たな気づきを
得ることができたということに対して
プラスの感情を抱けると思われるのです。

■ただ、このような会話を行うようにするためには、
すぐにオセロの色を変えに行くようなことではなく、
その意識を一旦全て捨て去り、
最終的に相手のパラダイムを変えるようにするためには
どうすれば良いのかということを考え続け、
実行する必要ができます。

そのためには、今行っているスタイルを変えていく、
もしくはそういった方法手法を学ぶために
猛烈な学習・実践をしなければいけない
ということもあるでしょう。

ですが、その学びの過程においてノウハウが
身についていけば、それは相手との大きな差別化に
繋がっていくはずなのです。

だからこそ、私たちはオセロで最後に色を返せば
良いという意識を持ちながら、
相手とのコミュニケーションを積み重ねていくことが
重要といえるのではないでしょうか。

+++
今日のまとめ

・相手の言葉尻を捉えた
コミュニケーションでは
うまくはいかない。

・つまり最終的な目的を据えた
上でコミュニケーションを
進める必要があるということ。

・それは言うは易く行うは難し。
だからこそ、私たちは日々
コミュニケーションを改善していく
必要があると言えるのでは
ないだろうか。



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