■誰かと比較をして目標を立てたとしても、
その目標は達成できない可能性が高いです。
なぜなら、そういった目標は相手との差が
明確になってしまう可能性が高いため、
追いつけないと思った瞬間に気持ちが
切れてしまう可能性が高いからです。
■例えば、スポーツの世界で考えてみましょう、
日本人のランナーがケニアのマラソンランナーと
勝負をしようと考えている場合をイメージしてみます。
残念ながら、日本人とケニア人は長距離走における
身体能力のベースが異なりますので、
基本的にはケニアの方に勝つことは難しいですよね。
この時、自分がケニアの方に勝てないと言うことが
はっきりと見えてきた瞬間に気持ちが
プツンと切れてしまうのです。
一度気持ちが切れてしまうと、再び気持ちを戻していくには
非常に長い時間がかかってしまうもの。
それは非常にもったいないと言えます。
ですので、私達は何か目標を立てるとき、
自分の中で突き抜けることができる
目標を作ることが重要と言えるでしょう。
■そのためには、一つの道だけではなく、
複合的な道の中で目標を作ることが
ポイントになってきます。
例えば、先程のマラソンの例で考えると、
長距離を走ることができる能力に加え、
誰かを教えるという力を掛け合わせることによって、
他の人にはない強みを発揮できるようになるかもしれません。
ケニアのランナーは、生まれつき身体能力が高いので、
力を引き出す方法について詳しくないかもしれないからです。
■これを抽象的な視点で考えてみると、
みなが進む道を進みながらも、どこかのタイミングで横道に
逸れ抜け穴を見つけていくと言えるかもしれません。
即ち、まず基本的には向かっていく
方向性を決めることが第1のステップ、
その上で、第1のステップで進みながらも、
自分の強みが発揮できるような脇道が見つかったら、
そこに飛び込んでいくのが第2ステップです。
そうすることによって、自分に最適な
裏道を見つけることができ、もしかすると結果的には
ゴールに早くたどり着けるかもしれません。
そのためには、とにもかくにも大きな道に向かって
走り続けることが大前提となりますが、
皆が走っているからといって同じ道にとらわれすぎない
という考えを持つことがより重要と
言えるのではないでしょうか。
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今日のまとめ
・目標を達成するには、
自分だけの世界観を作ることが大切。
・そのためには、常に自分の強みを
発揮できる世界を探しておくこと。
・その上で、勝負できそうな世界が
見つかったら、全ての資源を突っ込む
ことが大切と言えるのではないだろうか。
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