■朝の天気予報で夕方から雨が降る可能性が
極めて高いと言う放送がされたとします。
そうすれば、朝家を出る時に傘を
持っていくのではないかと思います。
もちろん、中には雨が降らない可能性にかけて
傘を持っていかないと言う方もいるかもしれませんが、
基本的には雨に備えて準備をするはずです。
一方、雨が降らないことが分かっている場合、
傘を持っていくということは絶対にないでしょう。
傘は常に手に持っていなければならず、
面倒くさいことだからです。
■ここから言えることとして、
私達は基本的には面倒くさいことというのは理由がない限り
手をつけることがないということができるでしょう。
この時、それぞれ人によって判断基準は異なると思いますが、
備えあれば憂いなしという言葉があるように、
雨が降る確率が少しでもあるのであれば
傘を準備しておいた方が後で雨に打たれることは
避けることができるでしょう。
そして、この考え方というのは、そのまま人生にも
当てはめることができるのではないでしょうか。
つまり、将来起こるかもしれない何らかの
危機に備えて今やるべき事を
粛々とこなしていくということです。
■ただ、ここでのポイントとして挙げられるのは、
普段の生活の中では、天気予報のように、
将来何か悪いことが起こるということを
明示的に伝えてくれる人はいないということです。
だからこそ将来、雨が降るか分からないのであれば、
傘は持っていかないと言う考え方に陥ってしまうように、
将来何かリスクがあるかわからないのであれば、
それに対しては目を向けず、今は何もしないという
判断を行なってしまいがちなのです。
結果としてどうなのかというと、
将来雨が降った時に傘を持っていないので
雨にずぶ濡れになってしまうと言うように、
将来に対して何らの備えをしていない場合は
その状況に合った時に何も手を打つことが
できなくなってしまうのです。
■だからこそ、私たちは意図的に将来に雨を
降らせるようなイメージで、未来に常に良いことが
起こるとは限らないという認識を持った上で、
今の行動を決めていく必要があると
言えるのではないでしょうか。
そして、将来、雨が降らなければラッキーという
ぐらいの気持ちで行動をしていけば
良いのではないかと思うのです。
1日1日、未来に目を向ける時間を増やしていけばいくほど
将来の安定性が増していくと言えるのかもしれません。
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今日のまとめ
・人生の時間軸を、天気予報に
見立ててみるのはどうだろうか。
・将来雨が降ることを前提に
行動をするのである。
・その準備の積み重ねが、
将来のリスクを避けることに
繋がると言えるのでは
ないだろうか。
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