■シャンプーのポンプを押すと、
適量が手に出てきます。
その量というのは、
ポンプの中で押し出された
容積と等しい量になるはずです。
即ち、入った分があれば、その入ったぶんだけ
押し出されてしまうということです。
■少し抽象的に考えていくと、
物理的な観点から考えて、
エネルギー保存の法則が働くように、
何かに力が加えられれば、
その加えられた力がどこかに作用するということです。
これを私たちの人生に例えて考えてみましょう。
人の一生というのは、有限の時間の中で過ごされてきます。
人がどんどん誕生し、役目を終えていきます。
それはあたかも、シャンプーの液体が
押された分だけ出ていくように、
自然の摂理には逆らうことはできないということです。
■ですが、いずれシャンプーのように
押し出されてしまうとしても、
私たちはそのシャンプーのボトルに対して
何らかのアクションをすることによって、
改善を図っていくことができます。
例えば、シャンプーのボトルの大きさを広げれば、
その分中に空気がたくさん入り、
押し出される量も減っていくでしょう。
ここで重要なことは、いずれ押し出されてしまう
ということを意識すること。そして、自分自身が
ボトルを広げるなどの工夫をして、
コントロールをすることができるということです。
ただ流されて押し出されるのを
待つのでなく、意図的に改善を重ねていく。
そんなことを意識しながら
毎日を過ごしていくと、
1日1日の密度を高くすることができるかもしれません。
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今日のまとめ
・人生には、コントロールできないことと、
コントロールできることがある。
・その両方をしっかりと意識することが、
日々の密度を高める上で重要と
言えるのではないだろうか。
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