■日々のちょっとした行動も
目標に沿う形で実行していくことが大切です。
具体例で考えていきましょう。
■例えば、メールを返すという場合に
ついて考えてみます。
クレームに近いようなメールが来た場合、
このメールに対して真摯に回答するということは
簡単なことではないですよね。
■少なくとも、自分に全く非がないのであれば、
相手に対して反論をしたいという気持ちも
強く出てくるのではないかと思います。
この感情を打ち消すということは非常に難しく、
どれだけ頑張ったとしても相手に対して
攻撃したいという気持ちを完全に抑え込むことは
難しいでしょう。
ただ、感情をぶつけてきた相手に対して
こちらも感情で反論をしたところで
良い結果が生まれる可能性というのは非常に低いです。
こちらが感情をぶつけると、
相手はさらに強い感情をぶつけ返してくる
ことが予想できるからです。
■そもそも、感情的にメールを返してしまう
原因が何かというと、今この瞬間において
相手が感情をぶつけてきたからということができます。
極端な話、1年前にクレーム的なメールが来た場合、
そのメールに対して感情的に返信
するということはないですよね。
つまり、感情が動かされていくということは、
時間とともに薄れていくというものなのです。
だからこそ、短期的な視点で感情的に
メールを返してしまうということは、
本質的には意味を持たないいうことなのです。
■ですので、そういった感情的なクレームのような
メールが来た場合は、淡々とすぐにそのメールを返して、
可処分時間を最大化するということが効率的です。
今回はそのための方法について考えていこうと思います。
■結論からお伝えすると、
そのために良い方法としては自分が目指すべき
大きな目標というものを定め、その目標を起点として
メールの対応をするという事が挙げられると思います。
例えば、政治家の方は日々いろいろな
攻撃を受けていますが、それでもつねに誠実に
真摯に対応している姿が見て取れると思います。
なぜそのような行動が取れるのかというと、
選挙で票が取りたいからです。
(あくまでも当方の推測です。)
■今は議員をやっていたとしても、
議員を辞めてしまえば相手からのクレームに対して
強い反撃をしてしまうかもしれません。
ですが、議員でいる限りずっと当選し続ける
必要がありますので、そういった意味においては
当選という目標を踏まえた上で今来るべき
行動というのを決めていくのです。
その上で、何回も同じような訓練を
積み重ねていくことによって、だんだんと上手な
対応ができるようになっていきます。
これは言ってしまえば慣れのようなものです
ですので、人生のなるべく早いタイミングで
たくさんのクレームを受けるという経験は
しておいて損になることはありません。
人生の大事なタイミングで大きなクレームを受け、
それに対して気持ちが動転してしまい、
何日も仕事が手につかなくなるということはもしかすると、
人生において大きな転機になってしまう恐れもあるからです。
■ただ、それは若い時であればあるほど、
リカバリーできる可能性が高いのも事実。
ですので、なるべく早いタイミングで
たくさんの人から意見をもらえる場に自らの身を
投じるということは非常に大切なことと言えるでしょう。
もちろん、これは自ら、そういった場に
飛び込まなければいけないということを
意味しているわけではありません
■波風を立てずに毎日を過ごしていくという方も
いると思いますし、それぞれ価値観があると思いますので
一概に何がいいかという判断はできません。
ただ、少なくとも外部に対して何か影響を及ぼすと
考える限り、少なからずクレームは
発生する可能性はあるものであり、
そうであれば早いタイミングで
その場に飛び込むことが有効ということは間違いないと言えます。
自らクレームを受けると言うことは
精神的に楽なことではありませんが、
だんだんと慣れていけば逆にそれが気持ちよくなったり
してくることもあるので不思議なもの。
まだあまりクレームを受けたことがないという方は、
自らそういう場に飛び込むために外部への発信を
たくさんしていくということも良いかもしれません。
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今日のまとめ
・一時的な感情で対応をすると
損をしてしまうことが多い。
・だが、人間どうしても
感情的になってしまうこともある。
・そんな時は、
遠くの目標を元に今どういった
対応をするべきか考えるのが
良いのではないだろうか。
・一年もたてば、たいていのことは
忘れてしまうものである。
・同時に、周囲から攻撃を
受ける経験を重ねることで、
それに対する免疫も
できる。
・だからこそ、
そういった攻撃を受ける場に
意図的に自分の身をおくことも
重要と言えるかもしれない。
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