■高い集中力を維持することが
できている状況では、
それを止めないことが大切です。
残念なことに、集中が続いていると、
何となくその状態に対して違和感を覚え、
そのスピード感を止めてしまうことが
たまに起こります。
■一気に高い集中力を維持できる状況に
持っていたということは、高速道路に入って
一気にスピードを高めたようなものです。
一気にスピードを高めると、
非常に速く走っているという感覚を覚え、
何となくスピードを落としてしますのです。
■その一方で、
ある程度高いスピードを
維持して走り続けると、
不思議なことにそのスピードに対して
体が慣れていくのです。
ここでのポイントというのは、
スピードを高めるには一気に高めていった方が
良いということ、そして、高めたスピードを
維持しなければいけないということです。
今回お伝えしたいポイントは2番目ですので、
そこに集中をしてお話をしていこうと思います。
■高速道路の例でお話をしたように、
人というのは急激な変化が生じた場合、
それを元に戻そうとする引力が働いていきます。
そして、
この引力に逆らえていくためには、
外部的な力を使っていくことが効率的です。
例えば、大学生時代は朝全く起きれなかった
にもかかわらず、社会人になると朝ちゃんと
起きれるようになるのでは
ないかと思います。
なぜ朝起きれるようになるかというと、
遅刻をしたら上司に怒られるからという
恐怖心があるからに他なりません。
■このように外的な力を使うことによって、
上手に自分の変化を捉えることが
できるようになっていくのです。
一度スピードにのったら、
ちょっとのことではスピードを落とさない。
そんな考えを持つことによって、
高い成長率を維持することができるようになり、
結果として世界が大きく変わっていくと
言えるかもしれません。
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今日のまとめ
・一度スイッチが入って
集中モードに入ったら、
その集中を長期間維持する
ことが大切。
・ただ、私たちは急激な変化が
発生したとき、元に戻そうとする
引力が働いてしまう。
・そんな時は、外部の強制力を
使って、高い集中力を
維持することが大切になってくる。
・強制力を使い、
ひとたび高い集中力を保つことが
できるようになれば、
世界がどんどん変わっていく実感を
持てるようになるのではないだろうか。
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