■人生は、アリのように
前もって行動をすることが大切です。
ここで言うところのアリというのは、
アリとキリギリスというお話の中で
出てくるアリのことを意味しています。
アリは冬に備えて事前に食べ物を集め、
食べ物が取れなくなる冬でも快適に
過ごせるように前もって行動をしています。
■ここでのポイントは、
まだ食べ物が取れる秋の時期においては、
これから来るであろう寒い時期を予測することが
難しいということです。
少し一般化した表現をすると、
人というのは少し先の未来に対して
予測をすることが基本的に苦手ということです。
ただ、未来を予測するとは言っても、
その予測をする根拠となるのは今まで集めてきた情報。
ですので、
今まで集めてきた情報が多ければ多いほど、
そしてその精度が高ければ高いほど、
未来を正確に予測することができるようになります。
■そして、
情報は集めるだけではなくて、
その情報を元に自分で考えることによって、
未来を見通すことができるようになっていくのです。
このプロセスに近道はありません。
■この時、強く意識しておきたいこととして、
アリとキリギリスの話の通り、
実際に食料が取れなくなったタイミングにおいては
もう既に手遅れである可能性が高いということです。
その時に頑張ったとしても、
食料がないのですから、どうしようもありません。
その一方で、秋のタイミングで食料を
集めることが出来れば、あまり苦労をせずとも
たくさんの食べ物を確保することができたのです。
■そう考えると、
未来を見据えた上で今行動するということが
これからの未来を見据えた上では
非常に重要といえるのではないでしょうか。
今を一生懸命生きるということも大切ではあるのですが
これから冬が来るということが分かっているにもかかわらず、
食料を集めず、違うことをしていては
本末転倒と言わざるを得ません。
■だからこそ、私達の日々の一つ一つの行動というのは、
基本的に未来を見据えたものであるべきなのです。
今日1日1時間の行動を未来から逆算して動いていく。
この意識を持ち、行動を繰り返すことによって
どんどん自分の生活が楽になっていき、
自分の可能性も広がっていくと言えるでしょう。
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今日のまとめ
・人は未来を見据えて行動をすることが
基本的に苦手である。
・しかし、未来を見据えて行動することは、
生存戦略において極めて重要である。
・未来を予想するとは、
今まで集めた情報を元に
未来について思いを馳せること。
・だからこそ、
徹底的に情報を集めることと、
未来について考える習慣を
身につける事が大切と
言えるのではないだろうか。
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