■大きな成果を残すという意味では、
やるべき仕事にメリハリをつけることが大切です。
時間が有限と言うことを考えれば、
取り組むべき内容を選ばなければいけないということは、
ある意味当たり前ではないかと思います。
■例えば、一獲千金を狙って金が
埋蔵されている山に入ったとします。
この時、目に見える範囲を浅く掘り進めていっても、
恐らく金を見つけることは難しいでしょう。
金が埋まっているところを掘り当てる
可能性を高めるためには、
金が埋まっている場所を予想し、
その場所に徹底的に資源を突っ込んで
掘り続けていくと言うことです。
■これは当たり前のことと言えば
当たり前なのですが、
普段の生活において
資源をまんべんなく投入するということは
無意識のうちにやってしまいがちです。
■例えば、
普段送っているメールについて考えてみましょう。
メールは、一通に5分をかけるか、2分をかけるかで
1日で使える時間が大きく変わってきます。
時間というのは、塊のにする程大きな効果が出せるようになります。
ですので、ちょっとしたことで改善を繰り返し、
時間の塊を作るということは極めて大切なことなのです。
ここでお伝えしておくことは、
とにかく効率を求めて、短い時間で全ての事に対して
対応するというものではありません
あくまでもメリハリをつけるということが、今回の趣旨です
ですので、メールを送る時間を短くした結果、
内容が非常に雑になってしまい、相手にとって
不快な気持ちを抱かせてしまうということは
やってはいけないことです。
少し話がそれてしまいましたので、
元に戻しましょう。
■塊としての時間を確保するという意味で
一番大切になってくるのが、
明確なルールを作るということ。
ルールを決めることによって、
はじめて塊の時間を確保することが
できるようになるからです。
■例えば、時間に余裕がある時は
丁寧にメールを打ち、時間に余裕がないときは
効率的なメールを打つということを
無意識にしてしまいがちですが、
こうすることによって何が起こるかというと、
時間がある時に固まりとして時間を捻出できるにも関わらず、
メールに時間を割くことによって
その捻出できる時間が減ってしまうのです。
本人としては可処分時間の中でたくさん仕事をしたので
満足感が高まるのですが、ここに大きな落とし穴があります。
ですので、どんな時にも基本的には
時間がほとんどない前提において、
相手に対してリスペクトを持った上での対応を
常に心がけるということです。
■このスキルを身につけるためには、
意識を持ちながら実践を繰り返すということに
尽きるのではないかと考えています。
また、相手がどういった言葉を受け取れば
プラスの感情を抱いて頂けるのかと言う点などについて
思いを巡らせるということも有効かもしれません。
こういったメリハリを常に付けることによって
まとまった時間が生まれ、その時間に対して
本来の仕事とは関係がないようなタスクに
取り組んだりすることにより、
自分の知見の幅が広がって行き、
それが仕事の成果の向上にも
つながっていくと言えるのではないでしょうか。
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今日のまとめ
・個別のタスクに対し、
メリハリを持って取り組むことが大切。
・なぜなら、メリハリを持つことで
余剰の時間を生み出すことができるように
なるからである。
・そして、メリハリを生み出すには
個別のタスクに対してルールを
決めることが効果的。
・ルールを決めないと、
可処分時間を最大限使って
処理をすることになって
しまうからである。
・ただ、メリハリを付ける時も、
相手に対するリスペクトは
忘れることが内容に気を付け
なければいけない。
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