■過去を振り返ると、
あの時もっとこうしておけば良かったという
後悔の気持ちを持つことがあるかと思います。
その時に出てくる後悔というのは、
もっと早い段階でこういったことをしていれば
良かったという、
行動を「しなかった」ことに対する
後悔というのが大きいのではないでしょうか。
■後悔先に立たずと言う
言葉が存在しているということからも、
早いタイミングで行動をすることが
大切ということは間違いないと言えるでしょう。
だからこそ、
強制的に自ら行動するような環境に
身を投じていきたいところです。
■その一方で、
ただがむしゃらに行動し続けたとしても、
必ず成果が出るとは限らないと
いうことを最近感じています。
言い換えると、
人はそれぞれのステージや状況に応じて
取れる行動を決めて行った方が
いいということです。
ここで考えられる
がむしゃらな行動の具体例としては、
とにかく行動し続けるということが
挙げられます。
とにかく行動し続けることには
二つのデメリットがあると
考えています。
一つ目は、成果が出なかったとしても、
行動することによって満足感を
得てしまい、反省の気持ちが出て
こないということです。
つまり、行動することによって失敗をしてしまったとしても、
それは、最終的には美化されていくというか、
そのひとつの結果を得ることができた
ということが言えます。
■その一方で、
行動しなかったことによる後悔という
気持ちというのは、常に自分の中に残り続けます。
なぜなら、
行動をすることによって
何かの結果が変わったかもしれないからです。
つまるところ、
余りにも身の丈を超えた行動をしすぎだとしても、
それはいい結果には繋がらないかもしれないということです。
また、二つ目の例としては、
行動をすることで結果的に
遠回りになってしまう可能性がある
ということです。
■例えば、
ある学生街時にその学生が
経営者だけが集まる塾に参加したと
しましょう。
その塾への参加費は年間で
100万円かかるとします。
学生の段階で100万円を稼ぐということは
基本的には非常に難しいことですので、
この学生は1年間アルバイトをしっかりとして
100万円貯めて、この塾に参加したとします。
結果として、
この学生はこの塾から多くのものを
得ることができるかもしれません。
ただ、この場合は他の参加者と
比べて得られるものは相対的に
少なくなってしまいがちでしょう。
■なぜなら、
この学生はまだ経営の勉強や
体験をしたことがなく、
その中での学びに関しても
あまり実感を湧かせることができないからです。
この学生が100万円を貯めて、
すべきことというのは、
もしかするともっと身近な世界における
コミュニティーなどに参加する事
だったのかもしれません。
■例えば、
ブログを使って収益を上げる方法について学ぶ、
であったり、時間があるために英語の勉強をする、
出会ったり、もしくは企業の社員の方にOB訪問をして
働くことに対するイメージを
湧かせるといったことをやっていけば、
大きなお金を使うこともなく、高い成果を出すことが
できたかもしれません。
そう考えていくと、
私達が意識しなければいけないことは、
行動をしなければいけないということは
間違いないのですが、
その行動をするにしても、
少し背伸びをした行動をし続けるということが
大切と言えるのではないでしょうか。
■少し手を伸ばせば届きそうなけれども、届かない、
こういった目標を掲げることによって
具体的なギャップを感じることができ、
そのギャップを埋めるという明確な意識を
持つことができることによって、
モチベーションも高まりますし、
その行動を通じて大きな成長を得られる
のではないかと思います。
■ただ、少し逆説的であるのですが、
こういった少し高い目標を明確にするためには
高い目標を掲げておく必要があります
先程の学生の例でいくと、
将来社長になって大きな利益を上げる
会社を作ると言う目標を掲げたとしましょう。
社長になって大きな利益を
上げるためにはいくつかのステップを通っていく
必要があります。
そのステップを一つずつ積み上げていくような
イメージで、次のステップに行くためには
どうすれば一番いいのかという点について考え、
その考えた結果を元に行動をしていくのです。
一見地道な道のようにも思えますが、
こういった積み上げ式の行動を繰り返していくと、
どこかのタイミングで爆発する時が来るものです。
■その一方で、
ただ大きな利益を上げる社長になると決めて、
そこの塾に行ったとしても
大きな成果は得られないかもしれません。
とにかく行動することは大切なのですが、
背伸びをしすぎずに、
少し背伸びをした行動をとり続ける、
この点を常に意識して実践を
繰り返していくということが
改めて大切と言えるでしょう。
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