■新しい1歩を踏み出していく時には、
自らの世界観を変えていくことが
必要になってきます。
そして、世界観の書き換えには
小さいものから大きいものまで
たくさんの階層があります。
この階層についてイメージを沸かせるべく、
具体例で考えていきましょう。
■例えば、
服を買う場合について考えてみます。
服というのは、意識しなければ
いつのまにか同じようなものを
選んでしまいますよね。
とりわけ、
服に興味をあまり持っていないという方は、
グレーや紺色などの、あまり目立たない
地味な感じの色を選んでしまうということが
多いかもしれません。
この時、服を変えることによって
自らの世界観を変えたいと考えた場合、
取り得る選択肢は沢山あります。
少し高い服の店に行くという選択肢も
あると思いますし、
根本的に着る服の種類を変え、
鮮やかな色の服を着ると言う選択肢もあるでしょう
■この時、大切になってくるのが
どの世界観を自分が採用するにしても、
外部から強制的に世界観を
取り入れるということです。
もっというと、
圧倒的な成果を出している方を
真似るというところから始めるのが
一番効率的と言えるでしょう。
今まで自分が来ていた服装から
少し背伸びした服装というものを
考えた場合、
冒険した服を着ると言う選択肢は
取りづらいですよね。
つまるところ、
新しい判断をするにしても、
今の自分の世界観を基準として
判断をしてしまう場合が多いということです。
■そう考えると、
過去の連続の中から未来の
世界観が作られていくという事が
できるのではないでしょうか。
言い換えると、
今までの過去が未来を決定付けて
しまう可能性が高いということです。
ある意味においては、
これは非常に損なことと言えるかもしれません。
なぜなら、
無意識のうちに決めた自分の考え方というものが、
将来の自分の人生を決定付けてしまう
ということになるからです。
■であるならば、1度自分の世界観というのを
全て取り壊した上、もしくは自分の世界観を
見なくてもいいような方法というのを
考えることも大切と言えるのではないでしょうか。
その時に有効なのが
ロールモデルを見つける
ということです。
■そして、
自分とは全く違う世界観をされることによって、
初めて自分がその新しい世界に
引っ張られるという感覚を持つことができるのです。
この時、自分とは合わない部分もあると思いますし、
すごくフィットする場面というのもあると思います。
色んな場面があると思いますが、
それぞれの場面において自分が一番合うものだけを
取捨選択して選んでそこの世界観に
合わせていけばいいのです。
■ただ、世界観の変更を進めていく
上では、注意しなければいけない点もあります。
それは、周囲からの反対です。
特に、身近な人からはあなたの世界観を
元に戻そうとしますので、
特に注意した方が良いでしょう。
理想的には、その場を離れて
そういった自分の世界観というのを
固定化してくるような方と付き合わないことが
大切にのですが、
そういったことが物理的に難しい場合というのは
その新しい世界観に対して自分を当てはめていく
ということを繰り返していくということが
大切なのではないでしょうか。
そして、世界観を元に戻す抵抗勢力から
脱出することができるようになると、
一気に新しい世界に到達することが
できるようになるのです。
■よく、サラサラリーマンとして仕事をしている場合、
あるタイミングで大きな仕事を任され、
その仕事に取りかかった場合、
まだ経験がない中では
「こいつに仕事を任せて大丈夫なのだろうか」
という世界観が、上司の頭の中にあると思います。
その一方で大きな仕事というのを
ひとつひとつ着実にこなしていくと、
いつの間にか上司の世界観というのは変わっていて、
仕事がちゃんとできる人だという
ラベルを貼ってくれるようになるのです。
そういった意味においては、
しっかりとした反骨心、覚悟というものをもって
世界観を変えていくと言うイメージを
持つことが大切なのかもしれません
■ただ、前提を覆すような表現にもなってしまいますが、
世界観を大きく変えるということを
推奨しているというわけではありません。
自分に完全に合致する世界観を、
色々な試行錯誤を通じて見つけていく、
そしてその中の一つのベストな方法としては、
ロールモデルを見つける、
この行動を実践することによって、
自分の姿と言うのが数年の単位に考えた時に
劇的に変わっていくということを
実感できるのではないでしょうか。
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