実践に裏打ちされた再現性の高いノウハウをお伝えします

伝わったことが全て

■自分が何をどう考えようが、
相手がどう判断解釈したのか、
それが全てです。

もちろん、
相手の背景や考え方は人それぞれ
違いますので、
一概に相手が判断したことが
全てと言い切れるもの
ではないかもしれませんが、

基本的には相手に合わせた話をすれば、
相手が理解してくれる可能性は
非常に高くなるでしょう。

■そう考えるのであれば、
まず意識していかなければいけないことは
どうすれば相手にしっかりと伝わるのか、
相手が解釈してくれるのかという点について
考えることではないでしょうか。

そこで、
今回は「伝える」ということが
どういったことなのか
という点について考えていきましょう。

■具体的な例としては、
ある言葉を翻訳するという
場面を想定してみると良いかもしれません。

翻訳というのは簡単なようで、
非常に難しいと最近感じています。

とりわけ、
ちょっとした短い言葉に関しては、
その言葉に対する考え方や
基本的な背景というのがその国によって
定まっていますので、
翻訳をするということが特に難しくなるのです。

具体的な例を使って考えていきましょう

■例えば、
英語ではかっこいいという時には
coolという言葉を使います。

この言葉は、英語圏の方がよく使う言葉です。
つまり、coolという言葉がどういった場面で
使われるのかという点についての
豊富な事例がありますので、
解釈があまり変わることがないのです。

■その一方で、
日本でクールという言葉を使うことは
あまり多くありません。

そう考えていくと、
クールという言葉を訳すのは
簡単ではないということが
わかってきます。

すなわち、
Coolという言葉が
アメリカで使われる場面と
日本で使われる場面で
異なりますので、

そのズレをどう埋めればいいのか
ということが問題になってくるのです。

この時にどうすればいいのかというと、
一つはある目的に即した形で
翻訳をするということが言えるでしょう。

■多くの意味として捉えることができる
クールという言葉に対して、

その時の文脈によってどういった
日本語を当てはめれば一番ちゃんとした
言葉になるのかと言う点について、
しっかりと整理をするのです。

■そう考えると、
英語を翻訳するということに加えて、
日本語を翻訳するということにおいても
同じようなことが言えるのかもしれません。

つまり、
同じ日本の中だとやったとしても、
例えばたくさん本を読んでいる方は
語彙が豊富でしょうし、

いろんな経験をしている方は
色んな言葉から得られるイメージというのを
しっかりと理解できる一方で、

あまり本を読まないという方は
語彙が少ないと思いますし、
世界観が相対的に広くないという方は
使っている言葉も少ないかもしれません。

■極端な話、若い時というのは雑な
言葉をよく使ってしまいがちです。

よく「面倒くさい」といった言葉を
耳にすることも多いですが、

そういった言葉というのは一言で
多くの事象を説明できる一方で、
言葉による理解の幅が狭まってしまうという
という問題点もはらんでいます。

■その時、伝える側からすると、
その相手の頭の中にある
言葉というのを意識しながら、
どうやって伝えていけばいいのか
という点についてしっかりと考える
必要があると言えるでしょう。

そう考えると、
何かを伝えるということをする場合に
まずしなければいけないことは、
誰に伝えるのかという点について
はっきりと決めることではないでしょうか。

誰に伝えるのかという点を
しっかりと決めることによって、
その方の頭の中にある背景にある言葉というものを
しっかりと理解することができ、
その方がしっかりと理解できるように
順序立てて話をすることができるようになるからです。

■更に、
その方が世界観として持っている
言葉も意識した上で説明をしていくと
さらに説得力が増していくでしょう。

そう考えると、
何かを伝える側がしなければ
いけないことというのは、

いろんな世界生きている方が
頭の中に入っている言語というのを
たくさん増やしていくことと
言えるのではないでしょうか。

■一番やってしまいがちなミスとしては、
自分がある分野の専門家になった場合、
その専門家として使っている言葉を
使って相手に説明をしてしまうことです。

さらに、
相手に対して「何で分からないのか」
という態度をとってしまうということは
最悪なことと言えるのではないでしょうか。

そういった伝え方をしている方は、
決してプロということはできません。

■そう考えていくと、
何かを伝えるプロになっていくためには、
自ずとたくさんの方と接する必要が
あるということに気づいてきます。

対象とする方が使う言葉は、
一人ひとり異なるからです。

■伝わった言葉が全てと考えるのであれば、
相手に伝えやすくするために
相手の世界観にある言葉を
使うことはプロとして
当たり前と言えるのではないでしょうか。

相手に1%でも良く伝えるために
どうすれば良いのか。

これを常に考えることが、
伝えることを仕事とする人にとって
必要なことと言えるでしょう。

+++
今日のまとめ

・言葉は相手に伝わった内容が全て。

・人が持つ世界観は一人ひとり異なる。
つまり、人が持っている言葉は
それぞれ異なる。

・そうであるならば
相手の世界観に合わせて
語彙を増やすことは、
相手に伝えることを仕事にする人に
とって必須と言えるのではないだろうか。

・同時に、相手の世界観について
思いをはせることも重要と
言えるだろう。



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