何かを学ぶ際、原理原則をおさえる
ことの大切さを改めて感じています。
というよりも、原理原則を押さえずに、
どうやってレベルを上げていくのか。
という感覚を持っています。
例えば、医者の例を考えてみましょう。
熱が38度合ったら解熱剤を渡す。
これはある意味正しい判断かも
しれませんが、
熱が出ている原因(人が熱を出す
メカニズムを知る)ということと、
解熱剤で熱が下がる原因
(体に対して解熱剤がどのような
影響を及ぼすのか)
が分かっていなければ、
熱が出た→解熱剤という
一対一の関係でしか
ものごとを捉えることが
できなくなります。
世の中、一対一の関係で
何かが成り立っていることは
少ないですから、
このような場当たり的な
対応をしているだけでは、
ちょっとした応用に対して
太刀打ちができなくなってしまうのです。
しかし、
熱が出た→解熱剤というのは、
この一行を覚えるだけで良いので、
極めてシンプルで簡単です。
だからこそ、多くの人は、
シンプルな回答を求めて、
原理原則をおさえることを
嫌がるのでしょう。
ただ、長い目で考えると、
原理原則をおさえた方が
良いのは明らかです。
なぜなら、原理原則を
おさえることによって、
応用がきくようになるからです。
また、複雑な事象の共通点を
見出すこともできるように
なるかもしれません。
そういった意味では、
成長には時間がかかる。
という覚悟を決めることが
一番重要なのかもしれません。
すぐに成果を求めるのではなく、
原理原則を学び続ける。
この意識を強烈に持って
毎日を過ごしていくと、
数年というスパンで考えた時、
大きな成長を得ることが
できているかもしれません。
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